家族のリスクマネジメント勉強会

 

KRMについて

 

各支部のご案内

Link集はこちら

 

勉強会のDVDがあります

ご寄付頂いた皆様へ

  • 医療法人社団  山吹会 御中
  • 有限会社 BENTON 御中
  • M.Y 様
  • Y.S 様 (福島県)
  • C.K 様 (兵庫県)
  • K.K 様 (千葉県)
  • 皆様ありがとうございました

    千葉支部

    勉強会をしました!

    家族のリスクマネジメント勉強会(8月19日)-- 千葉第1回

    今回の家族のリスクマネジメント(以下、家リス)勉強会の開催地は、千葉県柏市。
    千葉県では初めての開催、しかもホットスポットがよく取り上げられた柏での勉強会なので、どんな反応があるか少し緊張しつつ迎えた当日。
    実際には激しい議論や質問攻めは無かったけど、小さなお子さんを抱っこしながらメモを取ったり、短い休憩時間にも隣の方と講演内容について意見交換されたりと、やはり高い関心持っている方が多いなぁと感じる勉強会でした。
    参加いただいたのは大人25名、子供12名。

    床に敷いたマットの上でお子さんたちを遊ばせ(たまに遊んでもらい?)ながらのリラックスした勉強会は、家リスではすっかりおなじみの光景。
    段々「保育園」のようになっていく中、講師の半谷さんが到着。和やかにお話がスタートしました。

    自己紹介から始まって、福島の土地柄、原発の成り立ち、原発事故直後の様子、放射能について…と話は進みます。
    一時期ずいぶん話題になった「基準値」、アメリカと日本の数値差は汚染シナリオの違い…なるほど、日本が甘いわけじゃないんだ。
    セシウムやヨウ素など今では耳慣れた放射性核種も、実は普段の生活にたくさんあるリスク要因の一つにすぎないのですね。

    交通事故も、本当に気をつけなきゃ。
    タバコはもちろん知っていたけど、ミネラルウォーター、ひじき、ポテトチップス、マイナスイオンなどにも「有害物質」は含まれているのですね。
    実は私たちは原発事故の前からたくさんのリスク要因に囲まれていたし、ひとつのリスクを気にしすぎていると他のリスクを見失ってしまうのかもしれません。

    放射能や発がん性物質、それに事故やストレスなども含めた「キケン」なものに、優先順位をつけながら対処する…それが「リスクマネジメント」。優先順位の判断に迷わない為に、メディア・リテラシーを身に着けることも重要ですね。

    半谷さんが一番熱く語ってくれたのは、リスクだけでなく人の考え方や行動も様々だということ。その違いを乗り越えて、「被災地」「非被災地」も「県内」「県外」も「避難」「定住」も「危険派」「安全派」も、『対立』ではなく『融和』。これこそが支援・復興につながる、ということでした。

    『頑張ろう福島』から『SAVE 福島』
    みんなが「安心したい」「安全に暮らしたい」っていう一致点で協力し合えたらステキですね!

    勉強会の終盤は、勉強会直前に半谷さんが視察して来られたチェルノブイリのリポートへ。

    こちら、ガイドさんに「ここで撮って」って指示された記念撮影スポットだそうです。
    悲惨な状況を想像していたけど、拍子抜けするくらいすっかり「観光地化」されているのですね。おみやげに原発爆発写真(!)が入ったキーホルダーまで売られているそうで。今では年間100万人の観光客が訪れるとのこと。
    現地で生活していく上で原発事故を『観光資源』にする姿には、「したたかさ」「逞しさ」を感じました。このやり方をそのままは使えないだろうけど、福島が復興する為の何かしらのヒントになるかもしれませんね。

    勉強会終了後は、スタッフ、何人かの参加者の方、半谷さんもご一緒にランチを兼ねた懇親会へ。時間内に聞けなかった質問が出て、半谷さんがそれに答えつつ、こぼれ話も飛び出して…ちょっとお得な気分。
    とても充実した一日となりました。

    最後に、参加してくださった方のアンケート感想をいくつかご紹介します。

    ----------

    ●身の回りにはいろいろなリスクがあること、改めてその種類の多さに気付きました。お話を伺ってすぐは生活を変えるのは難しいですが、今後いろいろ判断していくための一つのモノサシにさせていただきます。ありがとうございます。

    ●チェルノブイリの現状は非常に興味深かったです。予想以上に「こわい場所」にしてしまっていたんですね。

    ●もうすこしゆっくりききたかったです。キノコのこととか…

    ●福島の方が避難先で亡くなられている数を聞いて涙が出ました。頑張って下さい。私は子供がいますが、放射能の事よりも、避難されている方の病気や認知症が進んでしまうのではないかと心配です。年配の方達の心の寄り所ができるよう、若者がUターンでお祭りができるよう、是非、神社を作って下さい。

    ●安全な食品などについてのお話が興味深かった。

    ●SAVE 福島のお話は心に残りました。これからも福島を応援したいと思います。とても有益なお話の数々ありがとうございました。ただ私は仕事上、人間の免疫力についての知識があるのでどんな低線量でもリスクがあるという考えはあまり賛成できず、やはり放射線に対しても人間は免疫力を獲得できるのではないかと理論的に考えています。そういった考えの上で、福島の未来は明るいと思っているので、これからも福島に遊びに行きつつ、福島産の食物を食べつつ、応援したいと思っています。

    ----------

    また後日、一緒に参加してくれた友人がこんな話を聞かせてくれました。

    『日曜日の勉強会…チビの面倒みつつ遊んでただけだと思っていたウチの長女、しっかり聴いてたみたいで昨日はフライドポテト(大好物)の話からチェルノブイリの話まで質問の嵐、嵐、嵐。あー、いっそこれが夏休みの自由研究だったらいいのに。そうそう…娘の最後の質問は、やけに真剣に「もう安心して南相馬のおばあちゃん家遊びに行っていいってことだよね」だったよ』

    参加者の皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!

    家リスでは今後も、全国各地で勉強会を開いていきます。「うちの近くでもやってほしい」という方は、ぜひご連絡を!スタッフとしての参加も大歓迎いたします。